不動産を購入するときの選び方と注意点は?

 

ある不動産業者が、お金持ちの息子である青年に、趣味の部屋として建売住宅を売り込んでいました。

 

富裕層限定で、傾斜地ですが切土したり盛土したりした上、その会社独自の技術による擁壁を造った上で建物を建築しているので安心だという説明をし、その青年は心惹かれるものがありましたが、念のため宅地建物取引業に詳しい友人に相談することにしました。

 

すると、その物件のある分譲地は、宅地造成工事規制区域にあることがわかりました。

 

これは、傾斜地で粗悪な宅地造成が行われると、崖崩れや土地流出災害が発生する危険がある区域で、宅地造成等規制法という法律で工事を規制している区域のことです。

 

そして宅地造成に関する一定の工事を行う場合には、都道府県知事等の許可が必要で、さらに工事完了後には都道府県知事等の検査を受けなければならず、技術的基準に適合している場合には検査済証が交付されます。

 

その物件は無許可であることがわかり、もし購入していたら、都道府県知事等の勧告によって、所有者が防災工事の費用を負担しなければならなくなることもあると言います。

 

こんなケースもありますので、不動産を購入する場合は、知識のある人に相談するなど、注意をする必要があります。